2012 白馬岳主稜の記録
【コースタイム】
  4/28  名古屋 4:00 →猿倉駐車場 10:20 →白馬尻テント場 12:40
  4/29  テント場 5:18 →主稜→白馬岳頂上 13:17 →大雪渓→テント場 15:16 →
  猿倉駐車場 15:59 →名古屋
【記録】
  多分20年ぐらい前ですが、ありんこの春山合宿で白馬大池側から白馬岳に登った時に、頂上で休憩し
  ていると主稜から登ってくるパーティーを見学し、すごいところを登ってくるなあと感心した記憶が
  あります。
  その後、そのルートは白馬主稜ということを知り、なんとか手が届きそうなレベルということがわかり、
  いつかは登ってみたいなあと思っていました。
  ありんこでも、過去2回行っていますが、私のほうは行く機会に恵まれませんでした。
  今年、3回目の白馬主稜をバラさんが計画してくれたので、多分最後のチャンスだと思い、体力・技術
  に不安はありましたが、参加することにしました。
4/28
  早朝4時に名古屋を出発、Mさんと私の車2台でそれぞれメンバーをピックアップして駒ケ岳SAにて
  合流。朝食休憩をとったあと、豊科ICで高速を降り、白馬方面へ向かう。
  猿倉への道路は、前日に除雪完了しておりで通行可能、猿倉駐車場は7〜8割ぐらい車が停まっていた
  が、無事に駐車もでき、まずは一安心。
テキスト ボックス: 身支度をして出発。猿倉山荘からつけられているトレースをたどって進みます。
途中から、林道を歩くはずなのですが、誤って杓子岳方面のトレースをたどってしまい、一旦引き返しました。
これで約1時間のロス、なんとか白馬尻のテント場に到着し、白馬大雪渓に向かって左側の小高い地点に設営。
軽く宴会をしてくつろいだ後、すぐそばの斜面で滑落停止とグリセードの練習をしました。
気温も高く、のんびりとできました。夕食は、Mさんのバリエーション食をいただき、早めに就寝。
4/29
  3時起床、気温が高めだが、天気は快晴。
  4時30分には出発したかったが、いろいろ手間取り5時過ぎの出発となったのは反省点。
  ゼルブストとヘルメットを着けて8峰へ向かう。8峰の登りは高度差もありそうなのでゆっくりと体調
  を確かめながら登る。幸い本日の体調は良さそうなので一安心。
テキスト ボックス: 8峰からは、7〜2峰と雪稜が続いている。
けっこう急斜面もあり、高度感もあるので気が抜けないが、トレースはしっかりしている。
雪の状態もそこそこ安定しているので目の前のステップを一歩ずつ確実に登っていくように心がける。
ただ登ってきたルートを上から見下ろすと凄いところだなあと思ってしまう。
気温が高いので雪崩の発生するドーンという音が何回もしている。
  Mさん、Sさん、Yさんの3人がやや先行したが、2峰で合流し、頂上直下の雪壁の手前で順番待ちも
  あり、大休止。
  ここからは、ザイルを2ピッチ張り、Bさんトップ、後のメンバーはプールジックで雪壁を抜け、
  全員無事に白馬頂上に立ちました。
  念願の白馬主稜を登れたので大満足でした、皆さんありがとうございました。
  下山は、大雪渓を登ってくる登山者をしりめに、尻セードで滑降。
  テント撤収し、猿倉山荘へ。「十郎の湯」で汗を流し、名古屋まで車を走らせる。
  家に帰ったのは11時過ぎとなりましたが、充実した山行となりました。
【反省点】
  ・ザイルの結び方やビーコンの操作についてしばらくやっていなかったので戸惑いがあった。
   会のなかでも反復練習する機会を作ってゆきたい。
  ・朝の出発はスピーディにやれるよう、時間配分の意識をメンバーで共有する。
                                                        S.M 記
メンバーの感想
テキスト ボックス: Bさん
「日本のクラシックルート」(山と渓谷社)の最初に出てくる写真が「白馬主稜」です。 
それを見てここへ行きたいと強く思い、数年前にありんこの仲間と訪れることができました。
そこは日本離れした見事な雪稜で、山屋として心を奪われたことを思い出します。
今回も山は裏切らず、雪山は「寒い・・しんどい・・危ない」でなく、「やっぱり雪山はすばらしい。」という気持ちにさせてくれました。
天候にも恵まれ、すばらしい雪稜に心ワクワクしながら充実した2日間を仲間と過ごせ、何度訪れても
新鮮な白馬主稜でした。
テキスト ボックス: Mさん
28日テン場について時間があるのでグリセードの練習を始めて行い、感覚をつかむことができ非常にためになりました。これからもテン場につき時間があるときは初心に帰り訓練を行うのは非常にいいことだと思います。
29日朝出発予定時間が遅くなったので忘れ物等無いよう手際よく準備したいと思った。
尾根上は高度感のあるナイフリッジ、急登アイゼン、ピッケルを使い一歩又一歩登る気持ちが良い。
下りは始めてのシリセードで大雪渓を下る。子供に戻ったように楽しくすべる。
全員無事に頂上に立つことができ天気とともに最高でした。
テキスト ボックス: Yさん
ありんこに入会して、初めてのバリエーション
ルートに参加しました。
待望のバリエーションにわくわく気分でしたが、
稜線に上がってからは、緊張の連続に楽しむ余裕
は全く無く、恐怖心すら出てきてつらかった。
しかし、下山ルートの大雪渓を、遠慮することなく
尻セードで滑れたのは、最高に楽しかったです。
テキスト ボックス: Sさん
白馬岳主稜は「中級者向けのバリエーションルート」で「体力と判断力が必要」とのことで、私にはかなりタフでしたが楽しい山行でした。
天気も良く、最後の頂上直下の雪壁をなんとか登って頂上に立った時の爽快感は何ともいえず、「来て良かった」「自然に感謝」でした。
それにナイフリッジや雪庇を目の当たりにしてちょ
っと感動したりもしました。
雷鳥にも出会えたし、白馬岳に落ちる夕日や夜の星、白馬岳のモルゲンロートなどなど素晴らしかったです。
ありんこに入会して良かったと思ってます。今後ともよろしくお願いします。
テキスト ボックス: M(F)さん
テント場から頂上までドキドキワクワクの急な長い登りでした。リーダーに疲れをためないスローな歩き方を指導してもらい助かりました。最後の60度の壁はザイルに助けてもらい、壁を抜けて頂上に着いたときは感激でした。
雪稜のバリエーションはいつまでも記憶に残るすばらしい山行になりました。パーティのみなさん、ありがとうございました。