個人山行 八ヶ岳(硫黄岳〜横岳〜赤岳)
日付    :8/12(火)雨☂                                                                    記録:添田
ルート: 桜平P5:15〜オーレン小屋6:22/6:35〜夏沢峠6:54〜硫黄岳・横岳〜三叉峰9:11〜地蔵の頭〜赤岳
     10:45/10:55〜地蔵の頭〜行者小屋11:52/12:36〜赤岳鉱泉〜赤岩の頭14:25〜オーレン小屋
     14:55〜桜平P15:40
桜平駐車場     オーレン小屋 硫黄岳小屋
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硫黄岳周辺コマクサ             赤岳山頂 
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 行者小屋
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目を覚ますと雨は降っていない。身支度を整え、歩き出す。歩き出すとすぐに雨が降り出し、だんだんと雨脚が強くなる。
やめようかどうしょうか葛藤しているうちにオーレン小屋に到着。少し休憩を取る。隣接されたキャンプ場からは小さい
子どもの楽しげな声が聞こえてくる。夏沢峠にでる。峠に建たづむヒュッテ夏沢は閉店している。次の営業は、8/20〜
28の案内がある。硫黄岳までは単調な登り。風はないが雨はやみそうにない。硫黄岳山頂を過ぎ、硫黄岳山荘までくる
とコマクサの群落に心癒される。硫黄山荘から横岳までは、コマクサの群落がすばらしい。横岳より先は、山の様子が
変わる。晴れていれば岩稜帯の稜線歩きが楽しめそうだが、雨の岩稜歩きはやっかいだ。時折現れる梯子やクサリ場を慎
重に通過し、赤岳展望荘までやってきた。小屋の軒先で休憩し、登るかどうか考える。休憩している間にも数組の登山者
が自分の前を通過していく。せっかくきたのだからと重い腰をあげ、山頂を目指すことにする。山頂までの距離は短いが
直下の岩盤のクサリ場は晴れていても歩きにくいと思うが、雨で滝のようになっておりスベリやく厄介だった。沢靴の
フェルト底が恋しく思った。
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(八ヶ岳の伝説)
大昔、赤岳の神様磐長姫と、富士山の木花咲耶姫がおりました。
木花咲耶姫はいつも、「私の方が赤岳よりずうっと背が高く美しい」と自慢ばかりしていました。
それを見かねた、峰の松目の如来様が「水裁判をしてやろう・・・」と思い、赤岳の峰から富士山
の山頂に長い樋をかけ、夏沢の水をそそぎました。すると水は富士山の方へ勢いよく流れ下り、赤
岳の方がはるかに背が高いことがわかると富士の木花咲耶姫は大変くやしがり、腹をたてて赤岳の
峰をけとばした。その時の流れた水は、富士の足元、富士五湖に成り、富士の白糸の滝と成り、今
日も変わる事なく水をたたえている。又、磐長姫の流す涙は諏訪湖、松原湖、白駒池に成りオーレ
ン強清水になって流れとなり、現在に至っている。けとばされた赤岳は八ツの峰に分かれたそうな。