道東の百名山 斜里岳、羅臼岳、雌阿寒岳

年月日 :2024年8月14日(水)~17(土)
山名  :斜里岳(1,547m)・羅臼岳(1,661m)・雌阿寒岳(1,499m)
山域  :北海道 知床・阿寒
メンバー:SS(Ⅼ),OK

8/14(水) 自宅10:46=中部国際空港12:03/14:20=女満別空港16:20=タイムズレンタカ-16:50=ロッジ風景画18:00 天気:曇り

8/15(木) ロッジ風景画8:20=清岳荘8:47~登山口8:51~熊見峠10:56/11:14~斜里岳13:00/13:28~熊見峠14:55/14:58~16:51~清岳荘16:52=ロッジ風景画17:30 天気:下界は霧雨/山頂は晴れ

出発日直前になり、台風5号、6号、7号が連続で発生し、前途多難な予感がした。飛行機は計器トラブルにより、20分遅れで飛び立ちました。1日目は移動日。女満別空港から宿泊先の風景画さんまでは車で約1時間の距離。砂糖の原料となるテンサイやジャガイモ、牧場には乳牛や肉牛、カマボコ型の農業資材用の倉庫など北海道らしい風景が目に飛び込んできます。途中、道路わきにキタキツネを1匹確認できた。宿では、サッポロクラシックビールで乾杯。翌日に備えます。

2日目。台風の影響か、朝から霧雨。宿の主人から下は天気が悪くても山頂は晴れていると思うよとのリップサービスとおぼしき慰めの言葉を頂き、かなり遅めの出発。宿から登山口は最短ルートで、おおよそ、30分。清岳荘の駐車場は、天気が良くないせいか1/3程度が埋まっているほど。

斜里岳は渡渉が多く、旧道は沢登りの山。水量が多く、途中で引き返してきましたという若者の言葉に途中撤退も頭をよぎるがとりあえず出発。しばらく林道を歩き、水量の増えた川の渡渉を16回繰り返し旧道と新道の分岐に到着。ここまでかなりの時間がかかったため、遠回りになるが新道を選択。普通は帰り道に選択するらしい。熊見峠あたりから晴れてきて、斜里岳の全景を確認することができた。

一旦下り、その後峠まで一気に登る。山頂までもう一息。遅くに出たせいか下山してくる登山者とはすれ違ったが、山頂には自分たちだけ。山頂は、雲の上に顔をだす形のため、360°雲海につつまれた状態。雲の晴れ間に、羅臼岳がひょっこり顔を出し、しばらく休憩していると一瞬ですが、海岸線の向こう側に国後島の全景も確認することができました。

帰りも新道を通り、いやだなと思いながら渡渉を繰り返し、清岳荘の駐車場に戻ってきたのは17時近かった。

宿に戻り、今回はじめての洗濯をし、昨日に同様、食事時にサッポロクラシックビールで乾杯。明日に備えて就寝。

8/16(金) ロッジ風景画4:10=木下小屋5:57~岩尾別登山口6:03~羅臼平9:54~羅臼岳10:52/11:40~羅臼平12:22~岩尾別登山口16:02~木下小屋16:03=風景画18:00 天気:下界は雨/山頂は晴れ

早朝宿を出発。昨日に引き続き霧雨。昨日の疲れも残り、足取りは重い。途中、オシンコシンの滝でトイレ休憩。ウトロ漁港を通過し、岩尾別温泉登山口から入山。

ヒグマ生息地ということで、熊鈴をならしながら、高度を上げていく。昨日とは打って変わって道は歩きやすい。クマザサが生い茂る場所は、ヒグマがでてこないかおびえながら進む。2人だったせいか、ヒグマの気配を感じることなかった。羅臼平の手前までは、斜里岳同様雲の中という感じで、高温多湿で不快な登山だった。羅臼平手前の沢沿いの道は高山植物が咲き乱れ、岩場ではエゾリスが顔を出します。

羅臼平から山頂に続くハイマツ帯の道は数百メートルも続き、その取り付きからは、一気に傾斜がきつくなり、1時間程で山頂に立つ。しかしながら、山頂は甲虫が大量に飛んでおり、山頂に長居することは難しかったので、そうそうに下山し、羅臼平にてゆっくり昼食を取った。

昼食後、来た道を引き返し、16時すぎに車まで戻ることができた。

宿に戻り、洗濯をし、昨日に同様、食事時にサッポロクラシックビールで乾杯。明日に備えて就寝。

8/17(土) ロッジ風景画5:30=登山者駐車場7:56~雌阿寒温泉登山口8:02~雌阿寒岳10:38/10:45~雌阿寒温泉登山口13:01~登山者駐車場13:07=野中温泉13:10/13:50=女満別空港15:10 天気:最初曇りのち晴れ

宿のある清里町より雌阿寒岳の登山口までは100km程。摩周湖や屈斜路湖の近くを通り、阿寒横断道路で阿寒湖畔へ。霧雨の降る天候で朝早いせいか山岳道路沿いにはエゾシカを多く確認した。一頭が急に道路にふらふら出て来て危うくぶつかりそうになり、焦りました。阿寒湖畔から15分程で、登山口のある雌阿寒湖登山口に到着。

身支度を整え、根っこ道の歩きにくい登山道を登っていく。途中、北海道に車できて11日目という老夫婦とご一緒する。ハイエースに家財道具を乗せ自由きままに北海道を旅しているとのこと。山は若いころからテントを担いで登っていたとのこと。ご主人が健脚でまだまだ現役という感じ。すっかり置いてきぼりを食らってしまった。

8合目で十分休憩をとり、山頂近くで置いてきぼりをくらった老夫婦と再会。ずいぶん遅れをとってしまった。

ザレた登山道沿いにはイワベンケイやメアカンフスマの花々。花々に励まされながら、なんとか山頂へ。昨日、羅臼岳で大量は発生していた甲虫がその何倍となって服やズボン、ザックにへばりついてとても気持ち悪るかった。おまけに、腹のあたりから黄色を液?を出し、それがつくと落ちなかった。やっかい。

下山も行きの老夫婦と時折会話を交わしながら、13時すぎに下山。駐車場のとなりにある野中温泉で汗を流し、早々に女満別空港へ移動。

野中温泉はせっけんもシャンプ―もなく、汗を流すだけであったが、硫黄のかおりのするいい温泉だった。

女満別空港へは予定どおり15時すぎに着くが、トラブルで飛行機が飛ぶのが3時間後のアナウンス。16時40分出発のはずが、19時35分出発を大幅に遅れましたが、何とか無事名古屋に帰ってくることができた。

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