西高東低、天気急変の木曽駒ヶ岳 中岳まで
山名 :木曽駒ヶ岳・中岳
山域 :中央アルプス
メンバー:SS(Ⅼ),MT
コースタイム:名古屋5:15=春日井IC=中央道=駒ヶ岳SA7:00/7:30=駒ヶ根IC=菅の台バス停7:50=バス・ロープウエイ=千畳敷9:56~乗越浄土~宝剣山荘~11:07/11:13~中岳11:25/11:54(停滞)~宝剣山荘12:00/12:06~浄土乗越~千畳敷12:57
名古屋を早朝出発し、途中駒ヶ岳SAで食事をとり、菅の台バスターミナル駐車場に。いつもは賑やかいメンバ―と雪上訓練で訪れることが多いですが、今回は、雪崩や爆風吹き荒れる稜線上のことなど考慮し、少数での木曽駒ヶ岳。カモシカの子供が出迎えてくれ、一瞬天使がほほ笑んだかと思いましたが、そう甘くはありませんでした。
以前(12月に)登る機会がありましたが、途中撤退。今回も冬型東低の荒れた天気の中、一抹の望みを胸に挑みましたが、結果、中岳で撤退となりました。残念ですが、また、リベンジしたいと思います。
バスセンターでの登山指導員の方が、「雨が降り、ざらめ層となり、その上に、60㎝程の雪が積もった。いつ表層雪崩が起こっても不思議でない」と注意喚起されていました。当日は名古屋で23℃予想。幸いにも雪崩は起きずほっとしました。また、浄土乗越手前の急斜面もアイスバーン化し滑落が頻発しているとのことで、注意喚起がありました。当日は特に危険を感じません。
浄土乗越~中岳の間の爆風(風速25ⅿ。体感的には平行感覚が保てず前に進むのが難しい状況)は想像を絶するものでした。また、急激な天候の悪化で、短い時間でしたが、ホワイトアウトも経験しました。改めて、山をなめてはいけないなあという戒めにもなりました。同行したMさんも同じことを感じたようです。
昨年冬山を始めたMさんは、浄土乗越からの激下りも苦にならないようで、まわりの景色を携帯で撮影し、余裕の表情。
下山後、Mさんが明治亭のソースカツ丼を食べた事がないということで、本店で食事をし、帰路につきました。久しぶりのソースカツ丼は、衣が薄く肉厚で、特製ソースがうまくマッチし、安定のうまさでした。Mさんも気に入ったようです。
今回は大変厳しい山行で、心折れる場面もありましたが、貴重な経験をすることができ、充実した一日でした。Ⅿさんお疲れ様でした。