個人山行 光岳・聖岳

年月日 :2019年8月10日(土)~12日(月)
山名  :光岳・聖岳
山域  :南アルプスの南部
メンバー:TI

天気:3日間共に晴れ
山行目的:縦走トレ-ニング
山行行程:
8. 9(金) 18:10 勤務先→飯田IC→ 22:30芝沢ゲ-ト
8.10(土) 5:00芝沢ゲ-ト→6:08易老渡→7:40面平→11:08易老岳 →13:38光小屋 後に光岳ピストン
8.11(日) 5:21光小屋→7:07易老岳→8:40希望峰→9:36茶臼岳→11:20上河内岳→13:48聖平小屋
8.12(月)   5:07聖平小屋→5:29薊畑分岐点→6:10小聖岳→7:07聖岳→11:10西沢渡→12:35易老渡→13:45 芝沢ゲ-ト→17:43自宅 

  2年前に芝沢ゲ-ト~易老渡間で道路の崩壊で余分に往復11㎞歩くことになり、他の方の記録によれば歩行45㎞、累積標高約3,800mと計画したものの、猛暑期に本当に大丈夫かと思い臨んだ山行でしたが、無事に帰ってきました。

  仕事を終え、芝沢ゲ-トへ。途中の恵那峡サ-ビスエリアでは、甲子園初出場の飯山高校応援団の団体でごった返ししており、その中カツ丼で栄養づけました。ようやく辿り着いた芝沢駐車場には、まだ少しのスペ-スがありました。地域の方ができるだけ駐車できるよう朝方まで監視していました。後部座席をフラットにしてマットを膨らませて寝ましたが暑くて。結局朝方まで扇子で扇いでいました。
  さて、翌日は5時きっちり予定通りの出発です。少し行くと崩壊地で迂回路を進みますが、以外とアップダウンの細道で一番の難所だったかもしれませんね。(笑)1時間10分程度で易老渡に到着。ここからが急登の連続。易老渡岳まで高低差約1,450mを登る体力勝負です。案の定後半へたばってコ-スタイム通りでようやく到着。少し休んで光岳へ。これからは熊出没地帯とのことでしたが、人が多かったので大丈夫です。水場の静高平までの急登が一番堪えましたが、たどり着きいただいた水の美味しさ、堪能しました。また、冷たさで手がかじかみました。そこから20分程度で小屋へ到着。予約時に肩幅だよと言われましたが、団体のキャンセルがあったようで、約120㎝と快適々。夕飯をいただいている最中、池口岳から4人の中国人グル-プがやってきて、明日の行程は分からないとの返事にみな唖然としました。夜中の星空、天の川、流れ星と最高でした。

 翌日、朝食後5時21分に出発。木道をホシガラスを見つつ、易老岳まで引き返します。途中、視界が広がる地に来て何人かが話しています。一番左にみえる丸い山は何だろうと、白山か(?)。そこで、恵那山ですよと教えると、皆納得していました。易老岳までは、スイスイと。昨夜一緒だった方々とはここで解散。ここからは、希望峰、300名山の茶臼岳、200名山の上河内岳、南岳、そして宿泊先の聖平小屋までの長い長い縦走です。ここも大変でしたが何とか歩き通しましたが、南岳から小屋までは下りでしたが、とても長く感じました。小屋は既にごった返しです。ウエルカムとしてフル-ツポンチが振舞われ究極の極みでした。最高!水は南アルプスの天然水で、トイレも水洗でしたが、少し遠かったのが残念でした。この小屋では60㎝と前日とは随分狭くなりましたが、それでも寝返りも可能で、前週の白山での真横でのいびきを経験しているので割と寝られました。

 翌日は少し風が強くなりましたが最高の天気です。聖岳からは永遠の下りが中心となり、足にきます。薊畑分岐点までの登りは、またまた、今回もザックが重かったのでやっとやっとでしたが、そこでアタックザックはカメラと飲料水等約2.5㎏でしたので、聖岳まで歩幅歩行に心がけ殆ど息が上がりませんでした。頂上にきたときは喜びもひとしおで、最初の頃は対面の悪沢岳もバッチリ見えていました。また、反対側には、昨日縦走してきた尾根が見とれて感無量です。一休みして、これから西沢渡まで一気に下っていきます。下調べでは倒木多しとのことでしたが、本当に荒ましかったです。少し怖い雰囲気でしたが、人が時々いたので幸いでした。何と便ケ島で少し道に迷いましたが、14時までには下山できました。

 3日間通して毎日シャリバテ寸前でしたが、何とか持ちこたえ、胃腸の調子もまずまずでした。これも今までの最悪パタ-ンを繰り返してきましたが、少し復習できたことと、登りは歩幅歩行に心がけたことです。それでも、3日間とも14時以内に目的地に到着し、大好きな缶ビ-ルも1本で切り上げて出来るだけ体を温存しました。

 コ-ス全体を通すと、コ-スはしっかりしていますが、崩壊地、痩せ切り落ちた法面、倒木が山積み、崖崩れです直ぐ下は切り落ちているがロ-プ無しなど、行程が長い分修復が困難で危険な箇所が多かった、と個人的感想です。今回行けてとてもラッキ-と思いました。

光岳頂上

朝焼けの富士山(光岳小屋から)

光岳小屋からの木道

聖岳頂上(後方は悪沢岳)

縦走してきたきた尾根

道をふさぐ大木