個人山行 鳥海山 月山 蔵王山

年月日 :2025年5月21日 22日 24日
山名  :鳥海山(2,236M) 月山(1,984M) 蔵王山(1,841M)
山域  :東北
メンバー:TT(L)HH DR IT

8月21日  鉾立登山口4:55~賽の河原6:15~御浜小屋6:55~七五三掛7:55~御室小屋9:35~鳥海山(新山)10:18~御室小屋10:50~七五三掛12:30~御浜小屋1:25~賽の河原14:05~鉾立登山口15:05          

8月22日  月山姥沢登山口6:08~牛首分岐7:30~牛首8:00~月山9:15~休憩~牛首分岐11:00~リフト11:25~姥沢登山口12:00

8月24日 蔵王レストハウス9:15~避難小屋10:02~蔵王山(熊野岳)10:15~火口近く11:07~刈田岳11:28~レストハウス12:00

TさんHさんの100名山山行に参加させていただき、鳥海山、月山、蔵王山に行ってきました。

鳥海山

前日、鳥海山の標高1,150m(5合目)に位置する鉾立山荘に向かう鳥海ブルーラインは真っ白でほぼ視界なし、夜中も強風と雨で山行は半ば諦めていましたが、朝起きると雨は降っていません。視界は悪そうですがなんとか出発できそうとみんなのテンションがあがります。序盤は大石で舗装された山道が続き、まずは七合目の御浜小屋で鳥海湖を眺めながら休憩。その後賽の河原、七五三掛を経て千蛇谷コースと外輪山コースの分岐点まで。登りは千蛇谷コースを選択、左の谷方面へ「こんなに降りるの?」というくらい下り、雪渓を渡り谷をグイグイ進みます。谷に入って2時間弱、御室小屋に到着です。ここからは頂上に向けて難所の岩場を登ります。見上げると垂直に切り立った急峻な岩場、注意しながら三点支持で慎重に進みます、クレバスのような谷の間を通り。。。。やっと登頂。頂上は狭く、危険を感じるほどの強風、視界なしなので写真だけ撮って下山しました。

残念ながら眺望はありませんでしたが、レインを一度も着る事なく、足元の花々に癒され、野いちごをつまみながらなんとか10時間の長丁場を無事に終えることができました。

月山

2日目の月山はお天気に恵まれました。ガイドブックや山番組でよく紹介される美しい稜線ゾーンを気持ちよく歩くことができました。木道の脇には高山植物がたくさん咲いており、急騰もなく歩きやすい登山道がしばらく続いたあと、山頂前は少し登り傾斜が強くなりました。頂上には月山神社があり500円をおさめてお祓いしてもらい神社内の頂上へ。参拝を済ませた後は裏手にある三角点へ。ゆっくりコーヒーブレイクをし下山です。頂上から下山してくると周りから『熊!』という声が。遠く雪渓あたりに親熊と小熊2頭がはっきり見えます。登山道に出てこないことを願いつつ、熊たちを目の端に入れながら早足にリフト乗り場へ急ぎました。

リフト付近にわたりの蝶として有名なアサギマダラがいるらしいとHさんからの情報で下山はリフトを選びました。これが大正解!しばらくすると足元にヨツバヒヨドリの群生とアサギマダラの乱舞!優雅に飛んだり羽を休めたりと蝶の楽園です。こんなに沢山のアサギマダラが。。。と夢のようなひとときでした。

蔵王山

東北遠征三座目はDさんと二人で、山形と宮城の県境に連なる蔵王連峰へ。レストハウス側からお釜~熊野岳〜刈田岳とのんびり歩きました。 蔵王の御釜が見られる確率は30%ほどといわれているそうですが幸運にも綺麗なエメラルドグリーンの御釜を堪能することができました。御釜を囲う尾根「馬の背」登山道をしばらく進むと、蔵王連峰の最高峰「熊野岳」へ通じます。頂上でゆっくりした後、蔵王連峰宮城県側最高峰「刈田岳」へ。「火山活動に異変がある場合は〜」という注意喚起の看板が至る所にあり、あらためてここは活火山エリアだなと思い知らされました。

観光客も多い中、お天気に恵まれ気持ちよい山行となりました。