個人山行 平ケ岳・月山・鳥海山(飯豊山残し)

年月日 :2023/9/13(水)~9/17(日)
山名  :平ケ岳(2,141m)・月山(1,984m)・鳥海山(2,236m)
山域  :平ケ岳(三国山脈)・月山、鳥海山(出羽山地)
メンバー:IT

令和5年9月13日(水)                                                      

3:35自宅→名古屋IC→中央道→上信越・長野自動車→豊田飯山IC→R253、117号、352号→12:30清四郎小屋448km 4,700円                                           

令和5年9月14日(木)                                                      

3:50清四郎小屋→4:26平ケ岳登山口駐車場(838m)→6:51下台倉山(1,602m)→7:51台倉山(1,659m)→10:51平ケ岳(2,141m)→13:51台倉山→16:22平ケ岳登山口16:25登山口→R352、289号→17:30亀屋旅館 50.3km          

令和5年9月15日(金)                                                      

6:30旅館→273km→11:40月山八合目(1,390m)12:06→13:26佛生池小屋(1,741m)→14:27月山(1,984m)→16:26八合目駐車場 →19:50鳥海山湯の台駐車場 車中泊

令和5年9月16日(土)

雨のため、酒田市まで戻って一日休息日 →17:30湯の台駐車場 車中泊         

令和5年9月17日(日)                                                      

4:48駐車場(1,201m)→7:26伏拝岳(2,130m)→七高山(2,259m)→11:05湯の台口13:00→途中食事・日帰り温泉→12:30酒田市出発→朝日まほろばIC→日本海東北/日本海沿岸東北/北陸自動車道/上信越/長野/中央自動車道→座光寺SAからR153号で下道130kmト-タル647km→22:40自宅 ETC6,300円

※平ケ岳 活動時間 11時間56分 距離20.8km 累積標高差1,839m

 月 山  活動時間 4時間20分 距離  9.9km 累積標高差  596m

 鳥海山 活動時間 6時間17分 距離11.5km 累積標高差1,088m

今回山行のメインは平ケ岳と飯豊山です。2座目の飯豊山までは天気に恵まれるとの確信で出発したものの、女心と秋の空で飯豊山の天気は崩れました。また、➀切合小屋の水場はこの猛暑で渇水とのこと、②平ケ岳は21km、累積標高差約1,900mで日帰り最難関とも言われており暑さも手伝い、同じく100名山の中でも大変な飯豊山は一日空けても難しかったと思いました。

3年前越後駒ヶ岳登山時に通った奥只見シルバーラインは夜中もあり、約6km手掘りぽいトンネルなど気味悪くて二度と通りたくないと思っていましたが、今回更に33km先まで奥只見湖の淵を狭い道を行くはめになりましたが、日中だったので、まだ、ましでした。個人の感想ですが、平ケ岳へのアクセスは100名山の中でもワースト1、2位を争うほど神経をとがらせる道程です。

清四郎小屋には、黒光りした一本鎗が飾ってあり、4代前の祖先が70歳代まで実に70頭余りの熊を突いて駆除した(3~5月頃巣穴に籠った熊)ものだそうで、ご主人曰く熊はいないだろうとのことでしたが、翌日約15km離れた檜枝岐村でキノコ狩りの男性が熊に襲われナタで反撃するも噛みつかれたとのこと。平ケ岳下山後宿へ走行中、何台もの赤橙車両とすれ違いました。

清四郎小屋での客は私一人で、夕食は早く食べたいだろうと気を利かせてくれ17時から頂いた。しかし、食べている最中に親戚がやってきて隣の談話室で宴会が始まった。それでかと納得した。

朝4時前に平ケ岳登山口鷹ノ巣駐車場で満点の星空が見渡せた。10年前奥能登で見た星空と同じで気持ち悪くなるほどの数と大きさに大感激。

平ケ岳登山口少し行くと急登が始まり下台倉山まで標高差約800m登ります。途中からヤセ尾根となり台倉山を経て最後までそのような尾根を歩むル-トなので、アップダウンが付きものです。登山口と頂上との単純標高差は1,300mですが、累積では約1,900mになり大変さがよく分かります。

でも、苦労しただけ池ノ岳からの湿原地は素晴らしいの一言で、湿原地で言えば、金剛堂山、西吾妻山、立山の阿弥陀ケ原などがありました。多分苗場山が一番だと思いますが、2年前登った際は曇っていてよく分からなかったので、私の中では一番かもしれませんね。

平日で登っている人も少なく、玉子岩に寄ると日没に近くなる可能性もあったので、悔いになると思ったが安全第一でスル-しました。

平ケ岳下山後泊まった南会津町の旅館は、2食込み7,500円で料理も最高です。洗濯機も貸してくれました。夕食はタイ女性が大好きな福島県の男性と茨城からの男二人連れで、訛りが強く何を言っているかよく分からない方たちです。そういう福井県出身の私も以前豊橋の人に東北の方ですかと聞かれましたが、2回聞き返しても理解不明でした。その方たちは、只見川最大の支川伊南川でアユ釣りを楽しんでいるようで、この川のアユは最高だけど、日本で一番は長良川の吉田川でしょうと言われ、関係ありませんが少し誇らしげでした。

本来翌日早朝2時間かけ飯豊山登山口に移動するところでしたが、翌日、翌々日ヤマテンは雨マ-クになってしまったので、急遽5時間かけて月山8合目まで出発。月山直前の細い道には大型観光バスも乗り入れておりびっくりです。

12時前に到着後、サクッと上り下りしてきました。頂上手前で、なんと!狸に遭遇。同じ方向にトコトコ。とても愛らしい。和みました。シーズンは過ぎていましたが、高山植物の種類は多そうで、もう一度シーズンに来たいと思いました。初心者の登山者が多く、下山にあたり足を引きずっている方をよく見ました。

それから、日帰り温泉、夕食を経て20時頃鳥海山の湯の台駐車場に到着。手前3kmからガスってきて挙句果ては真っ白状態で前が全く見えない。脱輪やガードレ-ルの合間から転落の危険性が高く正直ビビリました。それでもくねくね道を徐行しながらセンタ-ラインやガードレ-ルを見て位置を確認しつつ必死に運転して駐車場に到着。

急いで350mlの缶チューハイを飲んで車中泊しましたが、24時過ぎから風がビュ-ビュ-とうねりだし、2時過ぎから雨が降り出しました。5時前に起き、ヤマテンを確認しましたが雨模様となり、それでも登っていく人がいれば、あきらめて下界に戻る人様々で、2時間悩みましたが、結局下界に降りてコインランドリ-に行った後、日帰り温泉に行って畳の間で時間が許す範囲で横になることとしました。

200円多く支払って大広間へ。既におばあちゃんたち3グル-プが陣取って持ってきた食べ物をほうばってよく喋っています。普段ならうるさくて眠れずイライラするところ、何を喋っているかわからなく逆に良い子守歌になりよく休めました。

丸亀うどんを食べて湯の台駐車場には17時半過ぎに戻りました。朝と同じ位置に駐車したら朝5時30分に登って行った40歳前後のアベックの車がまだ残っています。えっ、12時間も如何しているのだろう、遭難していないか心配しましたが、結局19時過ぎに無事戻ってきたようでした。雨と濃霧で道迷いもあったと勝手に思い、朝登らなくて良かったと自分の判断が正しかったことに喜びました。

さて、市中走っていて遠くから眺めれる山としては、富士山を始め、大山や筑波山などの独立峰がありますが、山形県内に入って秋田方面に走ると超かっこいい山容か鳥海山で、富士山より感激する山です。海にも近く、山からの眺望を楽しみに出発しましたが、意外に天気の回復が遅く、ガスガスで道迷いもありました。ましてや、行者岳頂上からは、突風と真っ白けで身の危険さえ感じます。一瞬で汗も引き久しぶりに防寒着を来ました。

新山への登山道が分からず、七高山で人に聞いたら過ぎているとのこと。すれ違いが難しく新山に行く人は少ないよとのこと。戻って新山方面を見ても道は見えないし、誰もいかない様子なので新山より7m低い、昔の鳥海山の山頂とされていた七高山で引き返すことにしました。

月山同様シーズンは花が綺麗なんだろうと思いました。結構石がゴロゴロとしておりこけない様に慎重におりました。徐々に天気も回復し、上りの時見えなかった雪渓も沢山ありました。スキーヤ-が何人も雪渓のうえで楽しんでいました。

11時過ぎには下山、前日行った日帰り温泉で汗を流し、前日同様生姜焼き定食をいただき、12時30分過ぎに山形県酒田市を出発。順調に帰路を辿り、VIVANTの始まる30分前の20時30分には自宅到着予定でした。しかし、長野自動車道に入ってから高速の電光掲示板に飯田山本IC~園原IC間が事故で通行止めに。途中調べたらトラックの単独事故で13時44分の事故だったので、通過する頃は解除されていると高を括っていましたが、駒ヶ根過ぎても事故車の移動が難しく復旧のめどが立っていないとのこと。よく情報を確かめるとトラックが横転・転覆とのこと。VIVANTは録画に委ねることになってしまい、手前の座光寺SAでこのまま待つか、下道に降りてR153号線で、飯田市→豊根村→平谷村→稲武町→足助経由で130km戻るか悩みましたが、復旧の目途立たずで、泣く泣く下道を選びました。

結局22時45分自宅に到着(21時9分に解除したそうで、結局到着時間はあまり変わらない。)、合計10時間かかりましたが、途中でエナジ-ドリンクを飲んだこともあり、欠伸すら出ませんで、自分自身タフだなぁと感心しました。

2023年記録

前の記事

9/18 北横岳
2023年記録

次の記事

個人山行 空木岳