個人山行 早春の燧ヶ岳、尾瀬ヶ原と水芭蕉

年月日 :2022年05月27日-05月29日
山名  :燧ヶ岳
山域  :福島と群馬の県境
メンバー:OK(L)、MK(SL)、UT、TI、SS(記)

5月27日 勝川駅5:00=沼田IC=尾瀬戸倉11:30/11:40=鳩待峠12:05/12:20~山の鼻13:20/13:40~竜宮十字路  ~見晴 檜枝岐小屋14:40

前夜からの豪雨。集合場所に向かう途中、集合場所についてからも激しい雨。天気回復するとの予報を信じて、勝川を出発。駐車場のある尾瀬戸倉までは6時間の道のり。特に渋滞していたわけでもないが、11時半に到着。到着時間を勘違いしていたため、神奈川県から参加のTさんにはかなり待ちぼうけをくらわせってしまったようだ。

尾瀬戸倉からはマイカ―規制のため、バスにて鳩待峠まで入る。お昼を回っているので、軽く昼食を済ませ歩き出す。2時間前まで降っていた雨のせいで、登山道は川になっていた。普段は穏やかに流れているであろうせせらぎも濁流となり、暴れ川となっていた。

1時間程で山の鼻に到着。少し休憩し、尾瀬ヶ原の木道歩くを始めると早々に木道が水没している箇所が現れ、しぶしぶ水没した木道の上を歩くはめになった。流れが早いところがあって、ふんばりながらなんとか通過した。水没個所は2か所。水は登山靴のハイカット部分まで達する勢いだった。

なんやかんやあったが、15時前には小屋に到着。濡れたものを乾かし、夕食までの時間をのんびり過ごした。

5月28日 見晴 檜枝岐小屋6:30~分岐~燧ヶ岳8合目あたり撤退10:30~分岐~見晴 檜枝岐小屋13:50

早朝、山小屋のおやじと談笑し、小屋に荷物を預け最小限の装備で燧ヶ岳を目指す。昨年の同じ時期下りに使ったルートを登りで使用した。前日の雨で雪の上のトレースはすべて消えてしまい、また、目印もわかりにくいため、のっけからルート探索に苦労した。昨年とは違い、雪も多い。6合目あたりで勾配が急になってきたため、持参した6本歯アイゼン(軽アイゼン)を装着。7合目あたりからはさらに急勾配となり、また、ルート開拓に苦労する。7合目をすぎ、8合目あたりの開けたところで休憩。休憩後、夏道を上がろうとしたが、雪の壁に阻まれ撤退。別ルートも検討したが、さらに勾配が急になること、前爪のあるアイゼンとピッケルの装備がないことを理由に今回はここを最終目的地点とすることとした。例年になく雪が多く、残念であるがいたしかたない。

帰り道もルート検索に神経を使いながら何とか無事下山することができた。帰ってからは、前日に引き続き、つかの間の宴会を堪能した。

5月29日 見晴 檜枝岐小屋7:00~竜宮小屋~分岐~富士見峠9:50~アヤメ平~鳩待峠12:15=尾瀬戸倉=勝川23:00

朝7時小屋を出発。小屋で保護しているシラネアオイの花が美しい。竜宮に向かう木道の片隅には、ショウジョウバカマやザゼンソウや水芭蕉やリュウキンカが咲いていた。水芭蕉は、竜宮小屋から富士見峠に向かうを木陰の場所の群落がきれいだった。自分ごとだが、富士見峠に抜けるここのブナ林はお気に入りの場所のひとつだ。ブナを標高で100ⅿ程登ったあたりから雪がついてきたので、軽アイゼンを装着した。途中雪がない場所もあったので、非常に歩きにくかった。富士見峠までは、雪の道を歩いた。

富士見峠より先は、しばらく木道がでていたが、木道がでておらずリボンを探しながら、かなりの部分雪道をあることになった。アヤメ平の景色は尾瀬ヶ原や尾瀬沼の景色とは違い、お気に入りの場所だ。途中、コーヒーブレイクをしながら、鳩待峠までの景色を楽しむことができた。