念願の【大キレット】槍・穂高縦走

年月日 :2022年9月13日(火)~16日(金)
山名  :槍ヶ岳・北穂高岳・奥穂高岳・前穂高岳
山域  :北アルプス
メンバー:TT、HH(記)

1日目 9/13 沢渡P(タクシー)~バスターミナル5:30~横尾8:30~大曲11:30~水俣乗越12:40~東鎌尾根~ヒュッテ大槍14:50

 

松の木峠SAで仮眠を取り、沢渡駐車場に移動。タクシーを相乗りし上高地に到着。

いよいよ挑戦が始まります。

抜かし抜かれつの男性と話しながら、途中のテントの人達を見ながら大曲まで順調に進みます。そこから東鎌尾根に向かう道のりがキツかった。やっとこさで水俣乗越までたどり着きホットしたのもつかの間、東鎌尾根の長い階段に ほぼ四つん這いで登ります。

途中、登山道の整備の方達数人が階段を直して下さっていました。あと30分位で小屋という処で雨に降られてしまいましたが、「ヒュッテ大槍」の強力な乾燥室でカッパから全て乾かす事が出来ました。「ヒュッテ大槍」は以前宿泊した時に気に入って、リピートで今回の宿泊地になりました。

 

2日目 9/14 ヒュッテ大槍6:25~槍ヶ岳7:30/8:20~大喰岳9:20~中岳10:00~南岳11:10~長谷川ピーク12:55~A沢のコル13:30~北穂高小屋15:10

2日目は南岳小屋までの5時間の歩行の予定なので、槍ヶ岳を登頂してから槍ヶ岳山荘でのんびりしていましたが、昼食には早すぎるし とりあえず先に進む事にしました。10時頃  中岳辺りで話をした男性が、大キレット先の北穂高小屋まで行くと言うので、地図でコースタイムを見てみると、私達でも十分に間に合う時間です。それに天気予報では翌日の北穂高はお昼頃から小雨模様。それなら快晴の本日中に大キレット通過の方が安全と思い急遽予定を変更しました。それまでのんびり歩いていましたが、目標が変わり 気持ち早歩きになります。順調に進み、ふと見上げると「Hピーク」の文字が。 ここが「長谷川ピーク」なんだと記念写真を撮り、「以外と怖くなかったね」と話をしていた先にありました。切れ落ちた壁の上から ほぼ垂直に降りる場所が。さすがに不安になりTさんに先に下りてもらい、足の置き場所の指示をしてもらいました。自分自身に「3点支持OK! 大丈夫だよ~」と声かけしながら無事通過。緊張すると体がこわばってしまうので、これは効果大でした。

次は「飛騨泣き」。ステップや鎖、印がしっかりしているので、ゆっくり落ち着いて登れば大丈夫でしたが、飛騨側を覗くとゾォ~と吸い込まれそうになり、そちら側は見ないようにしました。

あとは北穂高小屋迄です。もう楽が出来るかと思いきや、小屋は切り立った山の上。途中ライチョウの親子を見ながら崖のような登山道を登り小屋に到着しました。夕食までの時間をテラスでのんびりしていたら、中岳でお会いした男性2人が17時頃 2時間遅れで到着!! 「おめでとう~!!」と再会を祝い もう一人の鉄人女子も入れてキレット仲間で大盛り上がりしました。小屋のスタッフもとても感じが良く、またリピートしたい小屋になりました。

 

3日目 9/15 北穂高小屋6:00~涸沢岳8:15~穂高岳山荘8:35~奥穂高岳9:35~紀美子平11:25~前穂高岳12:00~紀美子平12:30~岳沢小屋14:55

前日に大キレットを通過したので、時間に余裕が出来ゆっくり出発です。小屋から15分下った仲間のテン場を見ながら涸沢岳、穂高岳山荘に到着。穂高岳山荘から奥穂高岳への登山道がかなり険しくてビックリしました。 快晴の中、紀美子平まで進みます。ザックを置いて軽身で前穂高岳に登頂。印も不明確の上、以外に登りにくくまたビックリしました。

後は岳沢小屋まで一頑張りです。 が… 紀美子平~岳沢小屋(重太郎新道)が思いの他キツイんです。 大きな岩がゴロゴロしていて、登ったり下りたり、とにかく歩きにくい。 3日間のうちこの2時間半が一番辛かった… 岳沢小屋が見えてからも遠かった…

4日目 9/16 岳沢小屋7:00~バスターミナル9:40

いよいよ最終日。 殆どの人が前穂、奥穂へ向かう為早出をして行きました。私達はのんびりコーヒーを飲んでから上高地に下山しました。

この4日間お天気に恵まれ、念願だった大キレット&穂高縦走が出来ました。これも岩場訓練をして下さったSさん、Tさんのお陰で安心して岩場に臨めました。感謝、感謝です。