急坂の竜頭山(りゅうずさん)
山名 :竜頭山
山域 :奥三河
メンバー:FK(L)、FH
コースタイム 鳴沢の滝🅿7:15 登山口7:30 尾根,小竜頭への分岐8:30 竜頭山9:10 大竜頭9:50/10:10 小竜頭へのトラバース地点10:28 尾根に合流10:50 小竜頭10:55/11:30 下山ルート分岐11:47 🅿12:40
奥三河名山八選の一つ竜頭山へ。夜半の雨でとりつきの沢は増水。尾根までの1時間は急坂。杉・檜の深い森。足元は、土が流れ、太い根っこがむき出しで滑る。踏み跡も途切れ登山道がはっきりしない。暗い森に迷い込んだ気分。でも、眼を凝らすと、赤テープが数メートル毎に取り付けられていて、道案内をしてくれた。湿気がむんむんで、すぐに汗だくだく。喘ぎあえぎ登る。
モミやアカマツの大木もあり、樹齢はどのくらいだろうと思いながらも、岩の点在する登山道を慎重に登り尾根へ。小竜頭とは反対にゆるく周っていくと、竜頭山山頂。眺望はなく、写真も真っ暗。そのまま、大竜頭へ。途中激下って、激登る。登りは岩場。この辺りで、滑落死亡事故が起きているそうで、3点支持で慎重に。
大竜頭は、雑木のエリアで明るく、眺望も少しあり、風化した祠と石仏に囲まれてほっと長めの休憩。また激下って激登って小竜頭へ向かう。竜頭山の手前の尾根からトラバースルートがあり、偵察すると、こちらにも赤テープがついていたので、それを辿って、小竜頭に向かう尾根に出る。小竜頭も雑木のエリアで明るい。昼食にする。北側の眼下に駐車場の端っこが見えた。竜頭山への分岐に向かい下山開始。木の根っこが滑るので、慎重に下り、駐車場についてから、鳴沢の滝をみにいく。落差15メートル。水量が多くて、圧巻。水しぶきが涼しくて心地よかった。
9割近くが暗い森で、花はほととぎすの1輪のみ。楽しみの少ない山だったけど、出会った登山者は一人で、静かな山旅となった。登山道も、足元は全く整備されていなくて、踏み跡で出来た自然のトレイルで、かえって新鮮だった。